グッドマナーを勝利に結びつける
2014年10月18日 TCG全般 コメント (11) こんばんは、Explorerです。
前回の記事が予想以上に好評だったようでなによりです。これからもがんばって書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
さて、最近DN上で、対戦マナーの向上を呼び掛ける記事をチラホラ見かけます。大型大会が近づき、ピリピリしているプレイヤーと対戦する機会が増えたためでしょう。
お互いにマナーを守り、気持ちよく対戦することは理想的ですが、中にはプレイマナーの改善にイマイチ食指が動かないという方もいらっしゃると思います。というのも、マナーはしばしば、勝敗と直接関係のないものだと考えられるためです。
しかし、グッドマナーでプレイすることは、実は勝利に結びつくのではないかと考えています。そこで今回は、グッドマナーでプレイすることのメリットを考えたいと思います。
グッドマナーのメリット
マナーを守って対戦することで、以下の3つのメリットがあると考えられます。
1. プレイミスの抑制
2. 遅延行為の不必要化
3. 信頼の形成
プレイミスの抑制
「しっかり宣言を行う」、「分かりやすいよう、適度な速度で効果処理を行う」などの丁寧なプレイングは、プレイヤー相互でのカードの使用確認につながり、効果処理の間違いやダメージ計算のミスが起こる確率を減らすことができます。
さらに、1アクション毎の宣言や確認は自分の場を把握することにもつながります。そのため、丁寧なプレイングはプレイヤー間のトラブルを減らすだけでなく、自身のプレイミス抑制にもつながると考えられます。
遅延行為の不必要化
大型大会の季節になると必ず話題に上るのが遅延行為です。遅延行為とは、時間切れ時のサイド差で勝利したい時、必要以上にプレイを遅らせたり、長考を挟んだりする行為のことです。もちろん終盤は大事な場面ですので、長考せざるを得ない状況も生じるでしょう。しかし、1分や2分も長考することは明らかな遅延行為であり、あまり好ましいものではありません。
さて、この遅延行為ですが、序盤や中盤のプレイングが雑だったり、高速だったりするプレイヤーに多く見られるように感じます。このようなプレイヤーの方々は、丁寧なプレイングを心掛けることで、遅延行為を行わずともサイド差で勝てるようになるのではないでしょうか。
例えば、1分の遅延行為を行うことで判定勝ちに持ち込める試合があるとします。ここで、1分以上の長考を行ったり、長時間のトラッシュ確認を行ったりした場合、対戦後に多くの非難を浴びることでしょう。その試合が決勝に近ければ近いほど、批判の声は大きくなるはずです。
しかし、その状況に至る前に、普段より時間をかけ、丁寧なプレイングをしていたらどうでしょうか？ 制限時間ギリギリまでプレイしていると、丁寧さにかけた時間が累積し、遅延行為そのものを行う必要がなくなる可能性があります。
例えば、「相手のデッキをカットする際、相手のデッキをやさしくカットし、そっと置く」という行為を行い、それに普段より「3秒」多く時間をかけたとします(モノを丁寧に扱うと、どうしても時間はかかってしまうはずです)。相手のデッキをカットするのは、相手がサーチ系のカードを使った時とリフレッシュ系のカードを使った時、自分が相手の手札をリフレッシュさせるカードを使った時の3種類です。そこで、サーチ系の使用回数を6回(ハイパーボール×3、博士の手紙×1、フウロ×2)、リフレッシュ系カードの使用回数を8回(N×8)と想定します。
すると、3秒×14回で、合計42秒も使用することになります。この他にも、丁寧にプレイすることで時間をかけられる場面は多くあると思われます。そのため、前述の「勝利に必要な60秒」を遅延行為なしで消費することができます。したがって、序盤からの丁寧なプレイングが、結果的に終盤の遅延行為を不必要なものにする可能性があると考えられます。
信頼の形成
良いマナーで対戦することは、対戦相手だけでなく、周囲の観客からの評価の上昇や、信頼の形成につながります。これらはその対戦自体には影響を与えませんが、後々情報が入りやすくなるなど、長期的な観点から見た場合のメリットになります。カードゲームは情報戦です。そのため、情報を手に入れやすい環境を作ることは、将来の勝利に結びつきます。
以上の3つの理由から、グッドマナーは実は勝利に結びつくと考えられます。気持ちよくプレイするためだけではなく、勝負に勝つためにグッドマナーを心掛けてみる、というのも面白いのではないでしょうか。
前回の記事が予想以上に好評だったようでなによりです。これからもがんばって書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
さて、最近DN上で、対戦マナーの向上を呼び掛ける記事をチラホラ見かけます。大型大会が近づき、ピリピリしているプレイヤーと対戦する機会が増えたためでしょう。
お互いにマナーを守り、気持ちよく対戦することは理想的ですが、中にはプレイマナーの改善にイマイチ食指が動かないという方もいらっしゃると思います。というのも、マナーはしばしば、勝敗と直接関係のないものだと考えられるためです。
しかし、グッドマナーでプレイすることは、実は勝利に結びつくのではないかと考えています。そこで今回は、グッドマナーでプレイすることのメリットを考えたいと思います。
グッドマナーのメリット
マナーを守って対戦することで、以下の3つのメリットがあると考えられます。
1. プレイミスの抑制
2. 遅延行為の不必要化
3. 信頼の形成
プレイミスの抑制
「しっかり宣言を行う」、「分かりやすいよう、適度な速度で効果処理を行う」などの丁寧なプレイングは、プレイヤー相互でのカードの使用確認につながり、効果処理の間違いやダメージ計算のミスが起こる確率を減らすことができます。
さらに、1アクション毎の宣言や確認は自分の場を把握することにもつながります。そのため、丁寧なプレイングはプレイヤー間のトラブルを減らすだけでなく、自身のプレイミス抑制にもつながると考えられます。
遅延行為の不必要化
大型大会の季節になると必ず話題に上るのが遅延行為です。遅延行為とは、時間切れ時のサイド差で勝利したい時、必要以上にプレイを遅らせたり、長考を挟んだりする行為のことです。もちろん終盤は大事な場面ですので、長考せざるを得ない状況も生じるでしょう。しかし、1分や2分も長考することは明らかな遅延行為であり、あまり好ましいものではありません。
さて、この遅延行為ですが、序盤や中盤のプレイングが雑だったり、高速だったりするプレイヤーに多く見られるように感じます。このようなプレイヤーの方々は、丁寧なプレイングを心掛けることで、遅延行為を行わずともサイド差で勝てるようになるのではないでしょうか。
例えば、1分の遅延行為を行うことで判定勝ちに持ち込める試合があるとします。ここで、1分以上の長考を行ったり、長時間のトラッシュ確認を行ったりした場合、対戦後に多くの非難を浴びることでしょう。その試合が決勝に近ければ近いほど、批判の声は大きくなるはずです。
しかし、その状況に至る前に、普段より時間をかけ、丁寧なプレイングをしていたらどうでしょうか？ 制限時間ギリギリまでプレイしていると、丁寧さにかけた時間が累積し、遅延行為そのものを行う必要がなくなる可能性があります。
例えば、「相手のデッキをカットする際、相手のデッキをやさしくカットし、そっと置く」という行為を行い、それに普段より「3秒」多く時間をかけたとします(モノを丁寧に扱うと、どうしても時間はかかってしまうはずです)。相手のデッキをカットするのは、相手がサーチ系のカードを使った時とリフレッシュ系のカードを使った時、自分が相手の手札をリフレッシュさせるカードを使った時の3種類です。そこで、サーチ系の使用回数を6回(ハイパーボール×3、博士の手紙×1、フウロ×2)、リフレッシュ系カードの使用回数を8回(N×8)と想定します。
すると、3秒×14回で、合計42秒も使用することになります。この他にも、丁寧にプレイすることで時間をかけられる場面は多くあると思われます。そのため、前述の「勝利に必要な60秒」を遅延行為なしで消費することができます。したがって、序盤からの丁寧なプレイングが、結果的に終盤の遅延行為を不必要なものにする可能性があると考えられます。
信頼の形成
良いマナーで対戦することは、対戦相手だけでなく、周囲の観客からの評価の上昇や、信頼の形成につながります。これらはその対戦自体には影響を与えませんが、後々情報が入りやすくなるなど、長期的な観点から見た場合のメリットになります。カードゲームは情報戦です。そのため、情報を手に入れやすい環境を作ることは、将来の勝利に結びつきます。
以上の3つの理由から、グッドマナーは実は勝利に結びつくと考えられます。気持ちよくプレイするためだけではなく、勝負に勝つためにグッドマナーを心掛けてみる、というのも面白いのではないでしょうか。
コメント
親子プレーヤーの場合、子供は親の鏡ですので、
マナーについては特に気をつけたいと思います。
今回は、グッドマナーのメリットという観点から考えてみました。
気持ちよくプレイできると良いですよね。
>>すみちゃんの父ちゃんさん
こんばんは、おっしゃる通りだと思います。
あくまで私の知る範囲ですが、ジュニアの強いプレイヤーは、対戦マナーやプレイングもしっかりしているという印象を受けます。
マナーは人のためならず、というお話しですね
確かに、マナーのいい人は、上達も早い気がします
リンク頂いて行きますね！
こんばんは、本日は対戦ありがとうございました。
マナーに気を付けながら、強くなっていきたいものです。
改めて、よろしくお願いいたします。
リンク頂戴致します。よろしくお願い致します。
初めまして、こんばんは。
大型大会でも、真剣に、マナー良く対戦したいですね。
こちらもリンクを頂くので、よろしくお願いいたします
埼玉で細々とポケカやっているちずきごうと申します。
興味深い記事が多く、参考にさせていただきたいと思います。
今後も更新を楽しみにしております。
初めまして、神奈川のプレイヤーのExplorerと申します。
記事が参考になってなによりです。
リンクを頂きますので、よろしくお願いいたします。
今後とも気を付けて楽しく遊びたいものです
おっしゃるとおりです。
シーズン中は緊張感が高まっているので、マナーについては特に気をつけたいものです。