ユリガタ杯参加レポート ~ジャッジ初挑戦と裁定の悩み~
2015年8月8日 TCG全般こんばんは、Explorerです。
今日は、ユリガタさん主催のユリガタ杯にジャッジとして参加してきました。
大学生の方々を中心に、多くのプレイヤーが集まり、会場内はとても賑わっていました。
主催のユリガタさんをはじめ、会場の手配や参加者管理・デッキチェックといった運営を行っていただいたやしろ君、Kさん、Tさん、どうもありがとうございました。
さて、今回は参加者の方々からデッキ選択に関するお話を伺ったり、ジャッジとしていくつかのトラブルに裁定を下す機会がありました。そこで、ユリガタ杯の使用デッキについてと、ジャッジ案件と裁定について簡単なレポートをあげさせていただきます。
参加者使用デッキの分布と要因
ユリガタ杯のデッキ分布については、こちらをご覧ください。
http://yurigata06s.diarynote.jp/201508081818251344/
最も多かったのは、ダーテングとナンスグラードンの2デッキでした。
「巨大植物の森」の収録によって、先日の日本一決定戦でも猛威を振るったダーテングデッキ。その強さはかなりのものですが、このデッキは多くのドローグッズによって構築されています(ダート自転車やトレーナーズポスト、アンノーン等)。そのため、同名カードはチームで4枚までという今回のルール上、アララギ博士・プラターヌ博士の2種類の強力なサポートを他のデッキに回すことができるようになるダーテングデッキが多かったようです。
また、ソーナンスによってダーテングの特性「巨大なうちわ」を止めることができ、どのデッキに対しても安定した勝率を持つことができるため、ナンスグラードンも使用率が高かったです。
上述のルールのため、サポートに「コルニ」を採用したデッキが多かったことも本大会の特徴でした。実際、ナンスグラードンを使用しなかったチームは、代わりにドンファンロボデッキを使用していることが多かったです。また、比較的安定したデッキパワーを持ち、専用パーツで強化されるため、他デッキと共存を図りやすいイベルダーク(悪の爪、ダークパッチ)やデオボルキュレ(アクロママシーン、レッドシグナル)の使用者も比較的多かったと言えます。
本大会で印象的だったのは、先鋒戦でダーテングのミラーマッチが多く発生していたことです。これは、大将戦でナンスグラードンに当たることを恐れたチームが多かった結果だということです。
ジャッジ案件と裁定
本大会参加者は、慣れたプレイヤーの方々が多く、大きなトラブルはなく進みました。しかし、3件ほどジャッジ案件があったため、その概要と裁定を記載しておきます。今後、多くの自主大会が開かれると思いますが、その際の裁定の参考になれば幸いです。
1. サイドカード置き忘れ
概要: 片方のプレイヤーが対戦開始時にサイドカードを置き忘れていた。対戦開始後、3ターン目頃に発覚した。
裁定: 手札を全て山札に戻し、シャッフル。その後山札の上から6枚をサイドカードとし、ハンドペナルティとして山札に戻した枚数-2枚を手札として、試合を続行した。
理由: 場や手札の全てのカードがサイドカードとなる可能性があったが、すでに場やトラッシュにあるカードを戻すことはできないため、リフレッシュ可能な手札と山札を一旦合わせ、そこからサイドカードを出した。また、ペナルティについて、サイドペナルティも考慮したが、プレイヤー双方の確認不足に原因があると考えられるため、ハンドペナルティ-2枚とした。
また、対戦準備におけるミスは、運営側の確認ミスでもあるため、今後は確認を徹底したい。
2. ランダムレシーバーを山札に戻す
概要: ランダムレシーバーを使用後、誤って山札の中に戻してしまう事態が発生した。
裁定: ジャッジが山札からランダムレシーバー1枚を抜き出してトラッシュ。ハンドペナルティとして、相手プレイヤーにランダムで1枚を選んでもらい、山札に戻してシャッフルを行った。また、次回以降同様のミスが発生した場合は、ペナルティが重くなることを通達した。
理由: 双方のプレイヤーがランダムレシーバーの使用を認め、当該カードがトラッシュに1枚もなかったことから、確認を行うことができた。また、悪質性が認められなかったため、ハンドペナルティは1枚とし、トラッシュではなく、山札に戻すこととした。
3. 地面に落としたフラダリが、手札のものか山札のものかわからなくなる。
概要: 山札シャッフル時、フラダリが1枚地面に落ちてしまい、山札のものか、手札のものかわからなくなった。
裁定: 当該カードは手札のものとして続行した。
理由: 近くにいた運営プレイヤーがトラブル発生前の手札を目撃していたため。
実際にジャッジに臨んでみると、多くの点で悩まされました。特に、トラブル時の裁定については、できる限り双方のプレイヤーに公平になるよう取り組みましたが、どの程度のペナルティが適切なのか、判断で悩むことも多かったです。
そのため、ジャッジ経験者やルールエキスパート・イベントオーガナイザー間での情報交換が必要だと感じました。
それでは、今回はここまで。
参加者の皆様、運営の皆様、本日はおつかれさまでした。
今日は、ユリガタさん主催のユリガタ杯にジャッジとして参加してきました。
大学生の方々を中心に、多くのプレイヤーが集まり、会場内はとても賑わっていました。
主催のユリガタさんをはじめ、会場の手配や参加者管理・デッキチェックといった運営を行っていただいたやしろ君、Kさん、Tさん、どうもありがとうございました。
さて、今回は参加者の方々からデッキ選択に関するお話を伺ったり、ジャッジとしていくつかのトラブルに裁定を下す機会がありました。そこで、ユリガタ杯の使用デッキについてと、ジャッジ案件と裁定について簡単なレポートをあげさせていただきます。
参加者使用デッキの分布と要因
ユリガタ杯のデッキ分布については、こちらをご覧ください。
http://yurigata06s.diarynote.jp/201508081818251344/
最も多かったのは、ダーテングとナンスグラードンの2デッキでした。
「巨大植物の森」の収録によって、先日の日本一決定戦でも猛威を振るったダーテングデッキ。その強さはかなりのものですが、このデッキは多くのドローグッズによって構築されています(ダート自転車やトレーナーズポスト、アンノーン等)。そのため、同名カードはチームで4枚までという今回のルール上、アララギ博士・プラターヌ博士の2種類の強力なサポートを他のデッキに回すことができるようになるダーテングデッキが多かったようです。
また、ソーナンスによってダーテングの特性「巨大なうちわ」を止めることができ、どのデッキに対しても安定した勝率を持つことができるため、ナンスグラードンも使用率が高かったです。
上述のルールのため、サポートに「コルニ」を採用したデッキが多かったことも本大会の特徴でした。実際、ナンスグラードンを使用しなかったチームは、代わりにドンファンロボデッキを使用していることが多かったです。また、比較的安定したデッキパワーを持ち、専用パーツで強化されるため、他デッキと共存を図りやすいイベルダーク(悪の爪、ダークパッチ)やデオボルキュレ(アクロママシーン、レッドシグナル)の使用者も比較的多かったと言えます。
本大会で印象的だったのは、先鋒戦でダーテングのミラーマッチが多く発生していたことです。これは、大将戦でナンスグラードンに当たることを恐れたチームが多かった結果だということです。
ジャッジ案件と裁定
本大会参加者は、慣れたプレイヤーの方々が多く、大きなトラブルはなく進みました。しかし、3件ほどジャッジ案件があったため、その概要と裁定を記載しておきます。今後、多くの自主大会が開かれると思いますが、その際の裁定の参考になれば幸いです。
1. サイドカード置き忘れ
概要: 片方のプレイヤーが対戦開始時にサイドカードを置き忘れていた。対戦開始後、3ターン目頃に発覚した。
裁定: 手札を全て山札に戻し、シャッフル。その後山札の上から6枚をサイドカードとし、ハンドペナルティとして山札に戻した枚数-2枚を手札として、試合を続行した。
理由: 場や手札の全てのカードがサイドカードとなる可能性があったが、すでに場やトラッシュにあるカードを戻すことはできないため、リフレッシュ可能な手札と山札を一旦合わせ、そこからサイドカードを出した。また、ペナルティについて、サイドペナルティも考慮したが、プレイヤー双方の確認不足に原因があると考えられるため、ハンドペナルティ-2枚とした。
また、対戦準備におけるミスは、運営側の確認ミスでもあるため、今後は確認を徹底したい。
2. ランダムレシーバーを山札に戻す
概要: ランダムレシーバーを使用後、誤って山札の中に戻してしまう事態が発生した。
裁定: ジャッジが山札からランダムレシーバー1枚を抜き出してトラッシュ。ハンドペナルティとして、相手プレイヤーにランダムで1枚を選んでもらい、山札に戻してシャッフルを行った。また、次回以降同様のミスが発生した場合は、ペナルティが重くなることを通達した。
理由: 双方のプレイヤーがランダムレシーバーの使用を認め、当該カードがトラッシュに1枚もなかったことから、確認を行うことができた。また、悪質性が認められなかったため、ハンドペナルティは1枚とし、トラッシュではなく、山札に戻すこととした。
3. 地面に落としたフラダリが、手札のものか山札のものかわからなくなる。
概要: 山札シャッフル時、フラダリが1枚地面に落ちてしまい、山札のものか、手札のものかわからなくなった。
裁定: 当該カードは手札のものとして続行した。
理由: 近くにいた運営プレイヤーがトラブル発生前の手札を目撃していたため。
実際にジャッジに臨んでみると、多くの点で悩まされました。特に、トラブル時の裁定については、できる限り双方のプレイヤーに公平になるよう取り組みましたが、どの程度のペナルティが適切なのか、判断で悩むことも多かったです。
そのため、ジャッジ経験者やルールエキスパート・イベントオーガナイザー間での情報交換が必要だと感じました。
それでは、今回はここまで。
参加者の皆様、運営の皆様、本日はおつかれさまでした。
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