[PTCG] デッキレシピ(9) リーフィアガラルサンダー
2021年7月17日 ポケモンカードゲーム
こんにちは、Explorerです。
PJCSに参加できない寂しさを、ポケモンgoフェスタに参加することで慰めながらの投稿です。
今日は、2021年のシティリーグシーズン3(バトロコ川崎店、参加者18名)で使用し、優勝したデッキについて書いておきます。
<目次>
1.デッキレシピ
2.デッキ作成のきっかけ
3.基本戦略・プレイング
4.主要カード紹介
5.各デッキとの戦い方
6.環境予想
7.当日の戦績
8.まとめ
<1.デッキレシピ>
レギュレーション:s1W-s6a、60枚
ーーーーーーーーーー
ポケモン
・リーフィアV 4
・リーフィアVMAX 4
・ガラルサンダーV 2
・フーパ(sm10a) 2
計12枚
サポート
・博士の研究 4
・エリカのおもてなし 2
・グズマ&ハラ 2
・シロナ&カトレア 1
・マオ&スイレン 3
・ボスの指令 3
計13
グッズ
・タッグコール 3
・クイックボール 4
・進化のおこう 2
・リセットスタンプ 2
・ツールジャマー 2
・スノーリーフバッジ 1
・ふうせん 1
・隠密フード 1
・力のハチマキ 1
計17
スタジアム
・ガラル鉱山 4
・ターフスタジアム 1
計5
エネルギー
・基本草エネルギー 5
・アロマ草エネルギー 1
・ストーン闘エネルギー 2
・オーロラエネルギー 1
・キャプチャーエネルギー 2
計11
ーーーーーーーーーー
<2.デッキ作成のきっかけ>
リーフィアVの特性「りょくかさいぼう」を見て、安定した戦いができるカードだなあという印象を受けました。その際、
⇒2ターン目以降は手張りで戦いつつ、きちんとサイドレースができるデッキを作りたい。
⇒サイド3-2-3を押し付ける戦いをしたい。
⇒上記サイドプランの妨げとなる、デデンネGXやクロバットV、インテレオンラインなしでどこまで戦えるのか試してみたい。
と考え、このデッキを作成しました。相方としては、デッキ構想時(竜王戦直後)に猛威を振るっていたムゲンダイナを倒すためにガラルサンダーVを採用しましたが、予想以上にリーフィアと相性が良く、環境のデッキともそれなりに戦えることが判明したため、シティリーグでの使用候補に浮上しました。
<3.基本戦略・プレイング>
・リーフィア→ガラルサンダー→リーフィアの順に戦い、サイド3-2-3のプランを相手に強要します。
・ガラル鉱山とツールジャマーで相手を妨害することで、お互いに2パンする状況に持ち込んで殴り合いをします。回復パーツが多い分、相対的に有利を取ることができ、最終的に勝つことができます。
・基本的には先攻を取り、1ターン目は手張りとりょくかさいぼうで、リーフィアにエネルギーを2枚つけます。後攻の場合は、タッグコール→グズマ&ハラ→キャプチャーエネルギー→前のポケモンにツールジャマー→りょくかさいぼうでエネルギーが付いたポケモンを2匹作ります。
・2ターン目は、ガラル鉱山+ツールジャマーの盤面を形成し、相手を妨害しながら攻撃します。
・3ターン目以降は手なりで自然に進んでいきます。マオ&スイレン+ダイリーフで150回復するか、ボスの指令で相手のアタッカーを倒すか、適宜判断が必要になります。
・タッグコールからグズマハラを打つ時、手札が足りないようであればマオ&スイレンをコストにしても良いです。
・博士の研究とエリカのおもてなしが同時に手札にあり、どちらかを使う場合、基本的にはエリカのおもてなしから使いますが、確実にエネルギーかリーフィアVMAXを引き込まないと状況であれば、博士の研究を使います。
・2匹目のリーフィアに先にダメージを与えられた場合は、あえて進化せず、もう1体別のリーフィアを育てる場合もあります。
・マオ&スイレンで回復した後、ワザを使わずにりょくかさいぼうを使うこともあります。
<4.主要カード紹介>
・リーフィアV・VMAX
このデッキのメインポケモン。進化元のリーフィアVは特性「りょくかさいぼう」で草エネルギーをつけることができ、1ターン目の行動を安定させてくれるカードです。1ターン目に2枚エネルギーをつけるで、2ターン目以降も手張りだけで戦っていくことができます。
リーフィアVMAXは、ワザ「くさむすび」でエネルギー2枚で180以上のダメージを与えられる、非常に効率の良いアタッカーです。もう一つのワザ「ダイリーフ」もVMAXポケモンを2パン圏内に収められる170ダメージを出しつつ、自身のHPを30回復できる優秀なワザです。
上記の通り、リーフィアラインは戦略の要となるカードのため、確実に引くために4枚ずつ採用しています。
・ガラルサンダーV
このデッキのもう一人の主役。ポケモンVが主体となってきた現環境においては、とくせい「とうそうほんのう」のおかげで、大体1~2枚のエネルギーでワザを使うことができます。悪タイプに対するメタカードではなく、立派な2エネアタッカーとして認識することで、一気に戦略の幅が広がります。例えば、1ターン目にりょくかさいぼうでガラルサンダーにエネルギーをつけることで、相手にプレッシャーをかけることができます。
また、ワザ「らいめいげり」も非常に優秀です。リーフィアが苦手とするハイド悪エネルギーをつけたポケモンに対して、2パン圏内に収める170ダメージを与えながら、ハイド悪エネルギーをトラッシュすることができます。また、ダメージを与える前にウィークガードエネルギーをトラッシュすることもできるため、ツールジャマーと組み合わせるとおおきなおまもりとウィークガードエネルギーが付いたムゲンダイナVMAXもワンパンすることができます。
上記の通り、リーフィアの弱点を補完しつつツールジャマーを共有できる非常に優秀なポケモンのため、本当であれば3枚入れたいところですが、他の対策カードを入れるために泣く泣く2枚のみの採用となりました。
・フーパ
黒馬バドレックスやRENGEKIカラマネロ、ジュナイパー等、環境にいるカードに対して1エネルギーで効率よくダメージを与えられる優秀なポケモンです。ただし、プレイングのうまい黒馬バドレックスの使い手には躱されてしまうため、対策足りうるかというと微妙なカードでもあります。ここは調整不足だったといえます。
・サポートの配分について
デデンネGXやクロバットVが採用されていないため、手札不足に陥る可能性が高いため、博士の研究やエリカのおもてなしなどの大量ドローカードを多めに入れています。タッグサポートについては、状況に応じて使い分けをしたいため、タッグコールを3枚入れることで、適切に使用できるようにしています。なお、このデッキは2パンの殴り合いをしていくため、回復することで有利な状況に持ち込めるマオ&スイレンの現物を増やしたいこと、サーチできるポケモンいれかえとしても機能することから、3枚採用しています。ボスの指令については、先攻を取り、手札がそろっている時には強力なカードですが、必ずしもそういった状況になるわけではないため、基本的な3枚採用としています。
・スタジアムについて
ガラル鉱山を出すことはこのデッキの戦略の要ですので、4枚採用です。こんとんのうねりを出されても、相殺してスタジアム合戦に打ち勝つようにします。また、ターフスタジアムはグズマ&ハラからリーフィアVMAXをサーチできる便利なカードです。リーフィアVMAXを引き込めなかった時は頼りましょう。また、上述のこんとんのうねりを割る際に、ガラル鉱山を消費せずに済むことも覚えておくと良いでしょう。
・ポケモンの道具について
ツールジャマー2枚とスノーリーフバッジ1枚は基本セットです。ガラル鉱山と絡めて相手を妨害するツールジャマーは要なので2枚です。また、スノーリーフバッジは、炎タイプとも戦えるようになったり、マオ&スイレンで入れ替えたポケモンが即攻撃に行けるよう、いれかえの受け皿として機能させられることもできるため1枚は必要です。それ以外の道具については、環境に応じて採用する必要があります。ただ、インテレオンが全盛期の現在では、隠密フードは必須に近いかと思います。
・リセットスタンプについて
しっかりとサイドレースをしていくデッキのため、これも要のカードです。サーチすることができないため、本当は3枚採用したいところですが、他の対策カードにスペースを割く必要があったこと、プレイングのうまい連撃ウーラオスには刺さらないことから、泣く泣く2枚採用となりました。
・うねりの扇不採用について
世間一般のレシピでは、リーフィアデッキにはうねりの扇が採用されています。これは、ハイド悪エネルギーによってくさむすびのダメージを0にされてしまうことを防ぐために採用されているのかと思いますが、「ダメージを与えるためにエネルギーを剥がす」ことは効率が悪い行動だと考えています。(相手のアタッカーを倒せばエネルギーは場からなくなります。うねりの扇のようなカードは、相手の後続ポケモンのエネルギーを剥がし、テンポを取るために使いたいカードです)一方、ガラルサンダーは、少ないエネルギーでダメージを与えることができ(しかも大体のポケモンを2パン圏内できる)、エネルギーも剥がすことができるため、無理にリーフィアで殴ろうとせず、ガラルサンダーに全て任せてしまう方が良いと考えました。そのため、うねりの扇は不採用となっています。
・エネルギーの配分について
基本的に、特殊エネルギーはグズマ&ハラから引き込むカードという認識です。そのため、序盤の展開に必要なキャプチャーエネルギーはサイド落ちをケアする最低限の2枚採用です。また、ガラルサンダーが2体稼働する場合もあるため、必要な闘エネルギーは2+1と考え、サーチできるストーン闘エネルギーが2枚、草エネルギーにもなるオーロラエネルギーを1枚としています。また、同様にサーチでき、手札を消費せずに貼れる草エネルギーとして、アロマ草エネルギーも1枚入っています。残りの枠は基本草エネルギーとなっています。デッキを安定させるために、もう1枚基本草エネルギーが欲しいですが、やはり枠の都合で不採用となりました。「特殊エネルギーの色が去年のシールド戦だね」と突っ込まれたのは内緒
<5.各デッキとの戦い方>
※イーブイヒーローズ環境での検証結果です。
※検証が不足している箇所もあります。恐れ入りますがご了承下さい。
・黒馬バドレックス(マホイップ型・タッグ型)
基本的には不利なマッチアップです。リーフィア2体とフーパ2体を使い、サイド3-1-1-3プランを狙いますが、特性でボスを引かれやすいため、スタンプお祈りを通す必要があります。基本的には2パンで戦っていき、くさむすび240→フーパorガラルサンダーで140以上のダメージを出して行きます。
マホイップVMAXが出てきたら、ガラル鉱山+力のハチマキで草結び1パンできるチャンスです。2匹目のリーフィアには、ポケモンの道具を付けずに待機させておきましょう。また、ケアされることが多いですが、ゲンガー&ミミッキュはガラル鉱山下のくさむすびでワンパンできるため、迂闊に出てきた場合はボスの指令から先に攻撃しましょう。
・連撃ウーラオス
微不利なマッチアップです。リーフィア2体で戦いますが、あなぬけのヒモをケアするためにガラルサンダーを1体だけ出すことがあります。1体目のリーフィアとガラルサンダーにツールジャマーを貼り、2匹目のリーフィアに隠密フードを被せることで、クイックシューター連発で押し切らせることを防ぎます。
序盤はジャマー+ガラル鉱山でごまかしながら戦い、中盤以降はマオ&スイレン+ダイリーフで回復しながら戦います。
・連撃カラマネロ
微不利なマッチアップです。リーフィア2体とフーパ2体で戦い、相手のドローエンジンから倒していきます。ベンチを狙えないターン(ボスの指令を持っていないターン)で、相手の手札が少ない時は、あえてワザを使わず、緑化細胞で山札を圧縮しながら待つプレイングも必要です。
ツールジャマーは1体目のアタッカーにつけることで、しあわせたまごを封じることができます。また、終盤のクイックシューターによる打点調整を防ぐため、隠密フードは2体目のリーフィアに被せます。
・連撃インテレオン
微有利なマッチアップです。リーフィア2体とガラルサンダー1体で戦います。(スタジアム合戦に勝てるため、ガラルサンダーはしっかり仕事をします)
マオ&スイレン3枚とシロナ&カトレア1枚で、計4回回復し、ダイリーフで調整するとダメージレースで競り勝つことができます。また、隠密フードはツールすくラッパーを警戒しながら大切に扱い、2体目に被せることを意識します。
・三神ザシアン
微有利なマッチアップで、リーフィア2体で戦います。ツールジャマー+ガラル鉱山で、三神をワンパンできるため、基本的には有利です。混沌のうねりを割る時は、ターフスタジアムから使うことと、ザシアンは力のハチマキがないとワンパンできないことに注意が必要です。
・レックウザ(モココ型)
微有利なマッチアップですが、相手のデッキに採用されているポケモンいれかえ・あなぬけのヒモの枚数と、相手の引き方によって勝率は変動します。
基本戦略に基づき、リーフィア2体とガラルサンダー1体で戦い、ツールジャマーとガラル鉱山で妨害していると、自然と勝つことができます。
・ムゲンダイナ
有利なマッチアップで、リーフィア1体とガラルサンダー2体で戦います。ムゲンダイナは闘弱点、ガラルファイヤーとブラッキーは草弱点なので、どれでもワンパンでき、かなり楽なゲームです。
ハイド悪対策+ワンパン防止のため、リーフィアはダイリーフで攻撃していくことになります。また、ツールジャマーガラルサンダーが全てを解決することを覚えておきましょう。
・一撃ウーラオスブラッキー
有利なマッチアップで、リーフィア2体とガラルサンダー1体で戦います。一撃ウーラオスの脅威度が高いため、優先して攻撃しましょう。一撃の咆哮を2回使ってくれると、ガラル鉱山+くさむすびでワンパン圏内に入るので、イージーゲームになります。これが嫌なので、Explorerの一撃デッキにはオボンのみが採用されています。
・グレイシア
インテレオン型なら5分、ヨノワール型なら不利です。リーフィアV1体、リーフィアVMAX1体、ガラルサンダー1体で戦っていきます。
序盤はりょくかさいぼうでガラルサンダーに加速する(リーフィアはあえて進化しない!)ことで、しっかりとゲームすることができます。中盤以降は、ストーン闘+隠密フードでガラルサンダーを要塞化し、マオ&スイレンで回復しながら戦います。
・ルカメタザシザマ
未検証です。
・悪パーフェクション
未検証です。
<6.環境予想>
当時は、黒馬バドレックス・連撃ウーラオス・ムゲンダイナの3すくみが中心にいて、その他のデッキがこれらを狙っている環境だと考えていました。このデッキを使うかどうかは悩みましたが、連撃ウーラオス・ムゲンダイナに環境が寄った場合は勝てること(連撃ウーラオスに対しては、初見のみ有利を取れる)、その他のデッキに対しては負けないこと、何より使っていた楽しいデッキだったことから、このデッキを持ち込みました。
<7.当日の戦績>
・予選
1戦目 ツインテレオン 〇
2戦目 グレイシアインテレオン(うらこうさく、クイックシューター) ×
3戦目 一撃ウーラオスブラッキー 〇
・決勝
1戦目 グレイシアインテレオン(うらこうさく、クイックシューター) 〇
2戦目 ムゲンダイナブラッキーマニューラ 〇
3戦目 連撃ウーラオス 〇
雑感: 2戦目はリーフィアを進化させてしまうプレイミスもあり負けましたが、決勝の再戦時はプレイミスをなくし、上述のプランを押し通せたため勝ちました。その他の対戦については、ほぼ練習通りという感触でした。
<8.まとめ>
環境が加速し、VMAXポケモンですらワンパンされてしまう現状は、リーフィアVMAXにとっては向かい風かと思います。ただし、りょくかさいぼうから安定して行動できるという利点は環境に左右されないものですので、コツコツとデッキ案を考えておくことで、今後もチャンスが生まれてくるカードなのではないかと思います。一方、Vポケモン環境が進めば進むほど、ガラルサンダーは暴れやすいカードになっていきます。デッキの回し方は変われど、この2枚は相方であり続けるのかな?と思います。
PJCSに参加できない寂しさを、ポケモンgoフェスタに参加することで慰めながらの投稿です。
今日は、2021年のシティリーグシーズン3(バトロコ川崎店、参加者18名)で使用し、優勝したデッキについて書いておきます。
<目次>
1.デッキレシピ
2.デッキ作成のきっかけ
3.基本戦略・プレイング
4.主要カード紹介
5.各デッキとの戦い方
6.環境予想
7.当日の戦績
8.まとめ
<1.デッキレシピ>
レギュレーション:s1W-s6a、60枚
ーーーーーーーーーー
ポケモン
・リーフィアV 4
・リーフィアVMAX 4
・ガラルサンダーV 2
・フーパ(sm10a) 2
計12枚
サポート
・博士の研究 4
・エリカのおもてなし 2
・グズマ&ハラ 2
・シロナ&カトレア 1
・マオ&スイレン 3
・ボスの指令 3
計13
グッズ
・タッグコール 3
・クイックボール 4
・進化のおこう 2
・リセットスタンプ 2
・ツールジャマー 2
・スノーリーフバッジ 1
・ふうせん 1
・隠密フード 1
・力のハチマキ 1
計17
スタジアム
・ガラル鉱山 4
・ターフスタジアム 1
計5
エネルギー
・基本草エネルギー 5
・アロマ草エネルギー 1
・ストーン闘エネルギー 2
・オーロラエネルギー 1
・キャプチャーエネルギー 2
計11
ーーーーーーーーーー
<2.デッキ作成のきっかけ>
リーフィアVの特性「りょくかさいぼう」を見て、安定した戦いができるカードだなあという印象を受けました。その際、
⇒2ターン目以降は手張りで戦いつつ、きちんとサイドレースができるデッキを作りたい。
⇒サイド3-2-3を押し付ける戦いをしたい。
⇒上記サイドプランの妨げとなる、デデンネGXやクロバットV、インテレオンラインなしでどこまで戦えるのか試してみたい。
と考え、このデッキを作成しました。相方としては、デッキ構想時(竜王戦直後)に猛威を振るっていたムゲンダイナを倒すためにガラルサンダーVを採用しましたが、予想以上にリーフィアと相性が良く、環境のデッキともそれなりに戦えることが判明したため、シティリーグでの使用候補に浮上しました。
<3.基本戦略・プレイング>
・リーフィア→ガラルサンダー→リーフィアの順に戦い、サイド3-2-3のプランを相手に強要します。
・ガラル鉱山とツールジャマーで相手を妨害することで、お互いに2パンする状況に持ち込んで殴り合いをします。回復パーツが多い分、相対的に有利を取ることができ、最終的に勝つことができます。
・基本的には先攻を取り、1ターン目は手張りとりょくかさいぼうで、リーフィアにエネルギーを2枚つけます。後攻の場合は、タッグコール→グズマ&ハラ→キャプチャーエネルギー→前のポケモンにツールジャマー→りょくかさいぼうでエネルギーが付いたポケモンを2匹作ります。
・2ターン目は、ガラル鉱山+ツールジャマーの盤面を形成し、相手を妨害しながら攻撃します。
・3ターン目以降は手なりで自然に進んでいきます。マオ&スイレン+ダイリーフで150回復するか、ボスの指令で相手のアタッカーを倒すか、適宜判断が必要になります。
・タッグコールからグズマハラを打つ時、手札が足りないようであればマオ&スイレンをコストにしても良いです。
・博士の研究とエリカのおもてなしが同時に手札にあり、どちらかを使う場合、基本的にはエリカのおもてなしから使いますが、確実にエネルギーかリーフィアVMAXを引き込まないと状況であれば、博士の研究を使います。
・2匹目のリーフィアに先にダメージを与えられた場合は、あえて進化せず、もう1体別のリーフィアを育てる場合もあります。
・マオ&スイレンで回復した後、ワザを使わずにりょくかさいぼうを使うこともあります。
<4.主要カード紹介>
・リーフィアV・VMAX
このデッキのメインポケモン。進化元のリーフィアVは特性「りょくかさいぼう」で草エネルギーをつけることができ、1ターン目の行動を安定させてくれるカードです。1ターン目に2枚エネルギーをつけるで、2ターン目以降も手張りだけで戦っていくことができます。
リーフィアVMAXは、ワザ「くさむすび」でエネルギー2枚で180以上のダメージを与えられる、非常に効率の良いアタッカーです。もう一つのワザ「ダイリーフ」もVMAXポケモンを2パン圏内に収められる170ダメージを出しつつ、自身のHPを30回復できる優秀なワザです。
上記の通り、リーフィアラインは戦略の要となるカードのため、確実に引くために4枚ずつ採用しています。
・ガラルサンダーV
このデッキのもう一人の主役。ポケモンVが主体となってきた現環境においては、とくせい「とうそうほんのう」のおかげで、大体1~2枚のエネルギーでワザを使うことができます。悪タイプに対するメタカードではなく、立派な2エネアタッカーとして認識することで、一気に戦略の幅が広がります。例えば、1ターン目にりょくかさいぼうでガラルサンダーにエネルギーをつけることで、相手にプレッシャーをかけることができます。
また、ワザ「らいめいげり」も非常に優秀です。リーフィアが苦手とするハイド悪エネルギーをつけたポケモンに対して、2パン圏内に収める170ダメージを与えながら、ハイド悪エネルギーをトラッシュすることができます。また、ダメージを与える前にウィークガードエネルギーをトラッシュすることもできるため、ツールジャマーと組み合わせるとおおきなおまもりとウィークガードエネルギーが付いたムゲンダイナVMAXもワンパンすることができます。
上記の通り、リーフィアの弱点を補完しつつツールジャマーを共有できる非常に優秀なポケモンのため、本当であれば3枚入れたいところですが、他の対策カードを入れるために泣く泣く2枚のみの採用となりました。
・フーパ
黒馬バドレックスやRENGEKIカラマネロ、ジュナイパー等、環境にいるカードに対して1エネルギーで効率よくダメージを与えられる優秀なポケモンです。ただし、プレイングのうまい黒馬バドレックスの使い手には躱されてしまうため、対策足りうるかというと微妙なカードでもあります。ここは調整不足だったといえます。
・サポートの配分について
デデンネGXやクロバットVが採用されていないため、手札不足に陥る可能性が高いため、博士の研究やエリカのおもてなしなどの大量ドローカードを多めに入れています。タッグサポートについては、状況に応じて使い分けをしたいため、タッグコールを3枚入れることで、適切に使用できるようにしています。なお、このデッキは2パンの殴り合いをしていくため、回復することで有利な状況に持ち込めるマオ&スイレンの現物を増やしたいこと、サーチできるポケモンいれかえとしても機能することから、3枚採用しています。ボスの指令については、先攻を取り、手札がそろっている時には強力なカードですが、必ずしもそういった状況になるわけではないため、基本的な3枚採用としています。
・スタジアムについて
ガラル鉱山を出すことはこのデッキの戦略の要ですので、4枚採用です。こんとんのうねりを出されても、相殺してスタジアム合戦に打ち勝つようにします。また、ターフスタジアムはグズマ&ハラからリーフィアVMAXをサーチできる便利なカードです。リーフィアVMAXを引き込めなかった時は頼りましょう。また、上述のこんとんのうねりを割る際に、ガラル鉱山を消費せずに済むことも覚えておくと良いでしょう。
・ポケモンの道具について
ツールジャマー2枚とスノーリーフバッジ1枚は基本セットです。ガラル鉱山と絡めて相手を妨害するツールジャマーは要なので2枚です。また、スノーリーフバッジは、炎タイプとも戦えるようになったり、マオ&スイレンで入れ替えたポケモンが即攻撃に行けるよう、いれかえの受け皿として機能させられることもできるため1枚は必要です。それ以外の道具については、環境に応じて採用する必要があります。ただ、インテレオンが全盛期の現在では、隠密フードは必須に近いかと思います。
・リセットスタンプについて
しっかりとサイドレースをしていくデッキのため、これも要のカードです。サーチすることができないため、本当は3枚採用したいところですが、他の対策カードにスペースを割く必要があったこと、プレイングのうまい連撃ウーラオスには刺さらないことから、泣く泣く2枚採用となりました。
・うねりの扇不採用について
世間一般のレシピでは、リーフィアデッキにはうねりの扇が採用されています。これは、ハイド悪エネルギーによってくさむすびのダメージを0にされてしまうことを防ぐために採用されているのかと思いますが、「ダメージを与えるためにエネルギーを剥がす」ことは効率が悪い行動だと考えています。(相手のアタッカーを倒せばエネルギーは場からなくなります。うねりの扇のようなカードは、相手の後続ポケモンのエネルギーを剥がし、テンポを取るために使いたいカードです)一方、ガラルサンダーは、少ないエネルギーでダメージを与えることができ(しかも大体のポケモンを2パン圏内できる)、エネルギーも剥がすことができるため、無理にリーフィアで殴ろうとせず、ガラルサンダーに全て任せてしまう方が良いと考えました。そのため、うねりの扇は不採用となっています。
・エネルギーの配分について
基本的に、特殊エネルギーはグズマ&ハラから引き込むカードという認識です。そのため、序盤の展開に必要なキャプチャーエネルギーはサイド落ちをケアする最低限の2枚採用です。また、ガラルサンダーが2体稼働する場合もあるため、必要な闘エネルギーは2+1と考え、サーチできるストーン闘エネルギーが2枚、草エネルギーにもなるオーロラエネルギーを1枚としています。また、同様にサーチでき、手札を消費せずに貼れる草エネルギーとして、アロマ草エネルギーも1枚入っています。残りの枠は基本草エネルギーとなっています。デッキを安定させるために、もう1枚基本草エネルギーが欲しいですが、やはり枠の都合で不採用となりました。
<5.各デッキとの戦い方>
※イーブイヒーローズ環境での検証結果です。
※検証が不足している箇所もあります。恐れ入りますがご了承下さい。
・黒馬バドレックス(マホイップ型・タッグ型)
基本的には不利なマッチアップです。リーフィア2体とフーパ2体を使い、サイド3-1-1-3プランを狙いますが、特性でボスを引かれやすいため、スタンプお祈りを通す必要があります。基本的には2パンで戦っていき、くさむすび240→フーパorガラルサンダーで140以上のダメージを出して行きます。
マホイップVMAXが出てきたら、ガラル鉱山+力のハチマキで草結び1パンできるチャンスです。2匹目のリーフィアには、ポケモンの道具を付けずに待機させておきましょう。また、ケアされることが多いですが、ゲンガー&ミミッキュはガラル鉱山下のくさむすびでワンパンできるため、迂闊に出てきた場合はボスの指令から先に攻撃しましょう。
・連撃ウーラオス
微不利なマッチアップです。リーフィア2体で戦いますが、あなぬけのヒモをケアするためにガラルサンダーを1体だけ出すことがあります。1体目のリーフィアとガラルサンダーにツールジャマーを貼り、2匹目のリーフィアに隠密フードを被せることで、クイックシューター連発で押し切らせることを防ぎます。
序盤はジャマー+ガラル鉱山でごまかしながら戦い、中盤以降はマオ&スイレン+ダイリーフで回復しながら戦います。
・連撃カラマネロ
微不利なマッチアップです。リーフィア2体とフーパ2体で戦い、相手のドローエンジンから倒していきます。ベンチを狙えないターン(ボスの指令を持っていないターン)で、相手の手札が少ない時は、あえてワザを使わず、緑化細胞で山札を圧縮しながら待つプレイングも必要です。
ツールジャマーは1体目のアタッカーにつけることで、しあわせたまごを封じることができます。また、終盤のクイックシューターによる打点調整を防ぐため、隠密フードは2体目のリーフィアに被せます。
・連撃インテレオン
微有利なマッチアップです。リーフィア2体とガラルサンダー1体で戦います。(スタジアム合戦に勝てるため、ガラルサンダーはしっかり仕事をします)
マオ&スイレン3枚とシロナ&カトレア1枚で、計4回回復し、ダイリーフで調整するとダメージレースで競り勝つことができます。また、隠密フードはツールすくラッパーを警戒しながら大切に扱い、2体目に被せることを意識します。
・三神ザシアン
微有利なマッチアップで、リーフィア2体で戦います。ツールジャマー+ガラル鉱山で、三神をワンパンできるため、基本的には有利です。混沌のうねりを割る時は、ターフスタジアムから使うことと、ザシアンは力のハチマキがないとワンパンできないことに注意が必要です。
・レックウザ(モココ型)
微有利なマッチアップですが、相手のデッキに採用されているポケモンいれかえ・あなぬけのヒモの枚数と、相手の引き方によって勝率は変動します。
基本戦略に基づき、リーフィア2体とガラルサンダー1体で戦い、ツールジャマーとガラル鉱山で妨害していると、自然と勝つことができます。
・ムゲンダイナ
有利なマッチアップで、リーフィア1体とガラルサンダー2体で戦います。ムゲンダイナは闘弱点、ガラルファイヤーとブラッキーは草弱点なので、どれでもワンパンでき、かなり楽なゲームです。
ハイド悪対策+ワンパン防止のため、リーフィアはダイリーフで攻撃していくことになります。また、ツールジャマーガラルサンダーが全てを解決することを覚えておきましょう。
・一撃ウーラオスブラッキー
有利なマッチアップで、リーフィア2体とガラルサンダー1体で戦います。一撃ウーラオスの脅威度が高いため、優先して攻撃しましょう。一撃の咆哮を2回使ってくれると、ガラル鉱山+くさむすびでワンパン圏内に入るので、イージーゲームになります。
・グレイシア
インテレオン型なら5分、ヨノワール型なら不利です。リーフィアV1体、リーフィアVMAX1体、ガラルサンダー1体で戦っていきます。
序盤はりょくかさいぼうでガラルサンダーに加速する(リーフィアはあえて進化しない!)ことで、しっかりとゲームすることができます。中盤以降は、ストーン闘+隠密フードでガラルサンダーを要塞化し、マオ&スイレンで回復しながら戦います。
・ルカメタザシザマ
未検証です。
・悪パーフェクション
未検証です。
<6.環境予想>
当時は、黒馬バドレックス・連撃ウーラオス・ムゲンダイナの3すくみが中心にいて、その他のデッキがこれらを狙っている環境だと考えていました。このデッキを使うかどうかは悩みましたが、連撃ウーラオス・ムゲンダイナに環境が寄った場合は勝てること(連撃ウーラオスに対しては、初見のみ有利を取れる)、その他のデッキに対しては負けないこと、何より使っていた楽しいデッキだったことから、このデッキを持ち込みました。
<7.当日の戦績>
・予選
1戦目 ツインテレオン 〇
2戦目 グレイシアインテレオン(うらこうさく、クイックシューター) ×
3戦目 一撃ウーラオスブラッキー 〇
・決勝
1戦目 グレイシアインテレオン(うらこうさく、クイックシューター) 〇
2戦目 ムゲンダイナブラッキーマニューラ 〇
3戦目 連撃ウーラオス 〇
雑感: 2戦目はリーフィアを進化させてしまうプレイミスもあり負けましたが、決勝の再戦時はプレイミスをなくし、上述のプランを押し通せたため勝ちました。その他の対戦については、ほぼ練習通りという感触でした。
<8.まとめ>
環境が加速し、VMAXポケモンですらワンパンされてしまう現状は、リーフィアVMAXにとっては向かい風かと思います。ただし、りょくかさいぼうから安定して行動できるという利点は環境に左右されないものですので、コツコツとデッキ案を考えておくことで、今後もチャンスが生まれてくるカードなのではないかと思います。一方、Vポケモン環境が進めば進むほど、ガラルサンダーは暴れやすいカードになっていきます。デッキの回し方は変われど、この2枚は相方であり続けるのかな?と思います。
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